サメと猫

iPhoneをアップデートするたびスマホ依存を実感する

眠気ってめちゃくちゃ天邪鬼じゃないか。余計なときに来るくせに、眠りたいときには来てくれない。眠気をストックできたらどんなに快適な生活が送れるだろうか。夜いい時間に都合よく眠気が来てくれたって、歯を磨こうものならすぐに去ってしまうし、なんならベッドに移動するだけでも目が覚める。

昼ほど眠りたいし、夜ほど眠りたくない。さっき書いた身体的なことだけじゃなくて、精神的にもそういう日が多々ある。昼、特に晴れた日の、風の音とか鳥の鳴き声が聞こえる昼に安心を感じて、やらなきゃいけないこと全部放って昼寝してやりたいと思うけど、夜になれば、明日やらなきゃいけないことを思って寝たくなくなる。夜に外から聞こえる雨音はほんと嫌で、変な不安感と焦燥感を煽ってくる。夜自体は嫌いじゃないのにな。

ベッドの中で眺めるTwitterは心を空にしてくれる。意味もなく、さっき見たツイートたちをまた上からぼーっと流していく間は、明日のことが意識から外れていてくれる。時計を見て後悔するんだけど。


昔から、記憶力がないのが悲しい。暗記とか、短期の記憶はむしろ得意なのに、子供の頃の記憶とか、映画の内容とか、全然思い出せない。友達とあんなことあったねって話になっても、そうだっけ?ってなることがよくあるし、映画やアニメの、あのシーン、セリフ良かったよねって言われてもたいていピンとこない。あと人の変化に気づけないのが結構悩み。髪切ったとかね。気をつけようにも気をつけ方分からなくない?

昔起きた色んなエピソードを覚えてて話してくれる人を見ると、思い出が豊富で羨ましいと思う。単に人生の密度の差もあるだろうし、これは感覚的な話なので、もしかしたらみんなそんなもんで自分の記憶力は別に人並みなのかもしれない。ただとにかく、もっと色んなことを覚えていたいのだ。

でもまあ脳トレとかしてうまく測れない力を鍛える気にもなれないし、自分の記憶力でうまく生きていきたいから、こうやって思ったことを書き残すし、同じ本を読み返したりする。写真に興味があるのも同じ理由なのかな。今は便利な物がたくさんあるからいいね、ぼんやりしてても生きられる。その良し悪しは別として。


こんなこと書いてないで寝なくちゃとスマホを見たら、ちょうど自動アップデートが始まっちゃって戸惑ってる。アラームかけさせてくれ。